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【ネタバレ有り】Undertale:報告書の著者

例の報告書に関する考察です。
以下ネタバレが有ります。

まだプレイしていない人はまず買って遊んでください。
undertale.com
くれぐれも自分で遊びきるまでネタバレを見てはいけません。

「* こうかいするわよ。」

真実のラボにある報告書はアルフィーだけでなく、複数の人物が書いたものではないかという考察があります。
よくある著者のパターンは下記です。

English設定でプレイすると大文字で始まったり小文字から始まったりするのでそれぞれで著者が異なる、というのがよくなされている考察です。但し、日本人が焦って文章を書くとひらがなが多めになるのと同様に、英語圏でも焦って書くと小文字だけになったりすることがあるそうです。

この記事では日本語の報告書から読み解いてみたいと思います。
あとポイントとしては、ガスターフォロワーによると、アズゴアが新しい研究者を雇うまでかなり時間がかかったということです。W.D.ガスターアルフィーの前任の研究者です。報告書の著者が途中で交代したと仮定する場合は、時間経過を考慮する必要があります。

No.1

ついに王の依頼を実行するときがきた、と書かれています。アルフィーが電源ルームで「わたしはアズゴアにたのまれてタマシイのけんきゅうをしていて…」と言うことからアルフィーが書いたように思えます。しかし「王」や「国民」などの表現がアルフィーらしくないなと思います。

No.2, 3

文面からは判別付きかねます。固めの文章です。

No.4

この報告書では「王」ではなく「アズゴア」と書かれています。しかし、No.8でも「アズゴア」と書かれていることから、この報告書の著者は呼び方として王・アズゴアの両方を使うのかもしれません。

No.5

アルフィーが電源ルームで『「ケツイ」というエネルギーをとりだすことにせいこうしたの。』と言うことから、アルフィーが書いたようです。

No.6

うごかなくなったモンスターが運び込まれたことが書かれています。オワライチョウのお母さん、ロイヤルガードの親族、シャイレーンのおねえちゃん等かなと思うのですが、もしこの報告書をガスターが書いていると仮定した場合は別のモンスターの可能性が高いです。

No.8

この報告書はアルフィーではない人物が書いた可能性が高いです。何故なら「女王」に言及しているからです。女王がおしろを去る直前に金色の花が現れたことを知っている人物が書いたはずです。それはアルフィーでもサンズでもなく、ガスターである可能性が高いです。そして、報告書が時系列順ならば、No. 1~No. 8まではガスターが書いている可能性が高まります。
しかし、アルフィーが伝承で知っていた可能性はあります。

No. 9

「どうしよう…」というところにアルフィーっぽさを感じますが、文面としては判別付きかねます。ただ、No.8までに比べてちょっと口語っぽくなったように見えます。

No.11

メタトンの(新しい)ボディに関する報告書です。アルフィーの報告書でしょう。
ただ、このときに作ろうとしているボディはどのボディなんでしょうか?
メタトンは既にスターになっているので、少なくとも最初のニンゲン殺戮マシンか、長方形のどちらかの形態でしょう。なので作ろうとしているのは前者なら長方形、後者ならEXかNEOだと思われます。

No.12~14

やや口語っぽいですが、判別付きかねるとことです。

No.15

No.16の当日か前日に書かれた報告書です。顔文字が書かれていることが非常に特徴的で、アルフィーである可能性が高いと思われます。ニンゲンのタマシイをアズゴアにかえして「うつわ」をおしろの庭に戻していますので、両者の出所を知っている人物です。

No.16

動揺の記された報告書です。「ウソ…」というのがアルフィーのよく言うセリフであることから、アルフィーだと思われます。

No.17

例のW.D.ガスターの報告書(?)です。
Wingdingフォントで書かれた通常プレイでは確認できない報告書です。
(もう1つデータ上にあるNo. 17はアルフィーの報告書とされています。)

No.18

「あの はなが きえた。」とだけ書かれている報告書です。短過ぎて誰が書いたか判断付きかねますが、報告書が時系列順ならばガスター以外でしょう。ここからフラウィによるセーブ・ロード・リセットが行われる時間軸が始まったわけです。フラウィは最初に目覚めたときはアズゴアと話をしていますし、その後はトリエルとも話をしていますが、この報告書ではフラウィが行方知れずになっていることから、いずれの時間軸もリセットされていることが分かります。

No.19

いぞくから電話がかかってくるが無視しているという報告書です。留守電の話や、ラボに放置されている手紙から考えるとアルフィーの可能性が高いと思われます。

No.20

これは明らかにアルフィーの報告書です。
アズゴアからの留守電が5件あり、1つはわたしにそっくりなかわいいカップを見つけたという話が書かれています。「わたしにそっくりなかわいいカップ」はアルフィーのラボの1階の机の上にあります。

No.21

これも明らかにアルフィーの報告書です。
最近はずっとゴミすてばに居ることが書かれています。

まとめ

結局のところ、No.17以外全てアルフィーが書いた説でも、最初の方はガスターが書いた説でも一部の報告書におかしな点が出るのが興味深いです。
No.17以外全てアルフィーが書いた説の場合、No.8の、女王がお城を出る直前に金色の花が現れたということを知っているのはおかしいのです(伝承で知っていた?)。
そして最初の方はガスター説の場合は、No.1とNo.5について電源ルームでのアルフィーの話と矛盾が出るのです(ガスターの存在が世界軸から消え去ったからアルフィーが自分で全て研究したと思い込んでいる?)。
アルフィーガスターと共に研究をしていた説もあるのですが、その場合はきっと「わたし」ではなく「わたしたち」と言うはずです。そして、アズゴアはメタトンを見なくてもアルフィーを後任に選んだことでしょう。

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