もふもふゲームブログ

ゲームとかゲーム以外とかをもふもふ書いていくブログ。

新春ゲーム翻訳者鼎談で出たUndertale関連の話

2018/01/14に、こちらのイベントに参加してきました。
peatix.com

イベント全体の感想については別で述べさせていただきましたので、こちらではUndertaleに関連した話を記します。

少しネタバレがあります。が、ゲーム内容や設定に深く関わる話はありません。
(NDAがありますし。)

記憶から書き起こしているので間違っていたらすみません。


・翻訳のスタンスについて
翻訳者は1文ずつ訳すのではなく、流れで訳すタイプ。文の順番も入れ替わったりする。

・総ワード数について
Undertaleのテキスト量は103000ワード程度だった。

パピルスくん
(翻訳者がパピルスのことを「パピルスくん」と呼んでいたのがなんだか印象に残った。)パピルスはサンズとの掛け合いでジョークが多い上にテキスト量もマップ毎に電話があるので多くて訳すのは大変だった。

パピルスの会話が縦書きについて
サンズもパピルスもダサいフォントで喋る。
サンズのフォントを決めて、丸いイメージも合った。
パピルスは様々な案の中、縦書きにしてみることになった。プログラマさんが試してみてできると言ってくれたおかげでできた。
セリフ中に読点があるのはパピルスだけ。縦書きだと区切りが分かりにくいため。横書きは区切りに空白が使えるけれど。

ジョークについて
日本語のジョークは翻訳者が考えた。今回は特に、Tobyさんからノックノックジョークは日本に無いって聞いたよ、だから日本に合わせて表現にしてと指示があった。
翻訳者のセンスが問われるところだが、サンズのジョークの翻訳はパピルスがその後に「さむっ」と言うのでくだらないダジャレで済むのはズルい(別の翻訳者より)。これが面白いジョークだったら面白いのを翻訳者が考えなくてはいけなくて大変なところだった。

・イヌみくじについて
原文はTobyさんが考えて、翻訳者がそれを上手いこと歌みたいにしたりして訳した。
犬吉、犬凶も運勢を日本語のジョークみたいにしてと言われて翻訳者が考えた。ちょうど「イヌ」みくじだし。本当は中吉なども冗談にしたかったが、上手いものがなかった。

・他にも
イヌみくじのように、Undertale関連の翻訳の仕事がちょこちょこ入っている。
ファミ通のインタビューとかのことかな?)

・Capitalの訳し方
Capitalの訳は日本語では色々あるので他のゲームや翻訳者でも迷うところ。
Undertaleでは王都と訳そうとしたが、ひらがなだと違う意味にも見えるので「みやこ」にした。

・「ケツイ」について
参加者からの質問「Determinationをケツイと訳したのはなんで?」に対して、かなり前のこと(2016年の2月?)だから覚えていないとのこと。

翻訳事典2018-2019

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